喜喜茶の店主のひとりごと

お茶や着物のまわりのあれこれ。 日々の暮しや旅先で見つけた、あんなもの、こんなもの。

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
  1. --/--/--(--) --:--:--|
  2. スポンサー広告

お食い初め

この日曜日はおちびさんが生まれてから100日目でした。
生まれてすぐの頃は100日目なんてまだまだ先のことと思っていたのに、気がついたらここまで来ていました。私が乳腺炎になったことのほかにはとくに大きなトラブルもなく、おちびさんはすくすくと育ってくれています。
最近はよく笑ってよくおしゃべりするようになって、こちらの顔をじっと見て「あーあー、おーおー」と表情をくるくると変えながら話しかけてきます。
子どもの成長は本当に早い。毎日新しい発見でいっぱいです。

さて100日目の夜はお食い初めをしました。
PC160551.jpg


おちびさんの器は私のお食い初めの時に両親が揃えてくれたもの。九谷焼で赤の絵付けが可愛らしい。
PC160561.jpg


☆☆お食い初めのお料理☆☆

鯛の尾頭付き
あさりのおすまし
小豆ご飯(本当はお赤飯ですが、私がまだ餅米を食べれないので)
お煮しめ(れんこん、大根、しいたけ、高野豆腐、こんにゃく、里芋)
かぼちゃと小豆のたいたん
大根と人参のなます
香の物(九州の実家から送ってもらったみそ漬け)
いちご
川端風太郎のケーキ「丹波栗」
PC160574.jpg


お箸でお料理を口元にもっていくと、おちびさんは嬉しそうに笑って口をぺろぺろとしていました。今にもぱくりと食べてしまいそうないきおい!
離乳食を始めるのはまだまだ先ですが、この様子だと親ににて食いしん坊さんになりそう。楽しみです。

さてこの日、ちょうど秋篠の森の「月草」さんで輪島の漆作家の赤木明登さんの個展をやっていて、おちびさんのために漆の汁碗を買い求めました。在庫がなかったため注文して半年くらい待つことになるのですが、そのかわり名前を裏にいれてもらうことにしました。
漆と言えばハレの日に使うものというイメージがありますが、赤木さんは日常でこそ使ってほしいとおっしゃっています。
漆は使っていくうちに味が出て、たとえ傷がいったとしても修理をしてずっと使い続けることができます。おちびさんにもこれからの成長の中で大切にずっと使っていってほしいとの願いをこめ選びました。

そういえば私が初めて心から欲しいと思った漆があります。角偉三郎さんの器です。
結婚が決まって婚約式(いわゆる結納)でお互いの両親に贈り物をしようと考えていたとき、立ち寄った百貨店で角さんの展覧会が開かれていました。その頃は角さんのことは全く知らず、漆にもそんなに興味がなかったのですが、なぜか惹かれるものがあってふらふらと入ってみたのです。
そこに並んでいた器は豪華に生けられた花というよりも自然の中ですっくと咲いている花のようで、美しさの中に強さもあり、暖かく優しい表情をしていました。
感動している私たちにその時在廊されていた角さんが声をかけてくださいました。
こんなに心惹かれた漆に初めて出逢ったこと、そしてお椀を贈り物にしようかと考えていることを話すと角さんは「あなたたちのような若い人に選んでもらえることは本当に嬉しい。」とひげに囲まれた顔の中に刻まれたしわをくしゃくしゃにして喜んでくださいました。
当時は贈り物の分しか購入する余裕がなかったのですが、いつの日か自分たちの器も欲しいと強く願ったものでした。
ところがその数年後、角さんは突然この世を去られました。
次にお会いする時には「私たちの器をいただきに来ました。」とお話するのをずっと楽しみにしていたのに、その願いはかないませんでした。
今でも実家にあるそのお椀を見るたび、このことを思い出します。

あれから5年、私たちのよりも前におちびさんのための漆の器と出逢うこととなりました。器のことも含めてこの日のこと、いつかおちびさんが大きくなった頃に話してあげたいと思います。





スポンサーサイト
  1. 2007/12/18(火) 14:26:43|
  2. 子育て
  3. | トラックバック:1
  4. | コメント:0

コメント

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

トラックバックURLはこちら
http://kicha.blog16.fc2.com/tb.php/210-6e314504
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

-

管理人の承認後に表示されます
  1. 2012/11/12(月) 13:05:27 |

FC2Ad

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。