喜喜茶の店主のひとりごと

お茶や着物のまわりのあれこれ。 日々の暮しや旅先で見つけた、あんなもの、こんなもの。

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夜の植物園とお茶

高知から帰ってから、奈良は肌寒いくらいの朝晩の冷え込み。夜には虫の鳴き声も聞こえ、すでに秋が近づいているような気配です。

先週末は高知への夏の旅に合わせ、牧野植物園で「夜の植物園」のエコカフェに出店してきました。
たくさんの方にお茶を飲んでいただいたこと、とても嬉しく思っています。
あらためてお礼申し上げます。ありがとうございました。

出店をした場所の目の前は木造の回廊で丸く切り取られた青い空といきいきとした植物たち。小さな池には夜の植物園のための色とりどりの灯籠が並んでいました。
ひとり出店の準備をしながら聞こえてくるのは夜のライブの高野寛さんの声とギターの音。
おちびさんは板の間が気持ちいいのかをはだしであっちへうろうろ、こっちへうろうろ。
これから来ていただくお客さまのことを想像しながら水だしのお茶のぐあいを確認したり、だんなと一緒にはしゃぐおちびさんに手を振ったり。
こんなゆったりとした気持ちで準備をするのは初めてでした。
それはなんだか涙の出るような幸せな時間でした。

それまで今回の出店には「本当によかったかな・・・」と迷う気持ちがありました。
道のりの長さ、準備の大変さ、おちびさんへの負担。
まわりからは「大丈夫?」と心配される声。
それでもやると決めたのは自分の直感を信じぬいたからでした。
きっと何かが、ある・・・と。

大好きな高知という場所で、憧れの牧野植物園で、愛しいお茶をいれる。
そのことだけでもう嬉しくてたまらないのですが、私が大切にしている「お茶をおいしく飲んでいただく」という仕事を支えてくれる家族がそばにいるということ。
そのありがたさにあらためて感謝の想いでした。

そんな家族のためにもお茶をおいしくいれて、飲んでいただいた方に幸せな気持ちになってもらわなくては。
そんなことを考えながら準備をしていました。

P8229391.jpg


そしていよいよ開店。
「お客さまは来られるかしら?」最初のそんな心配はどこへやら。
つぎつぎとお茶を求めにお客さまが来てくださいました。
水だしのお茶を瓶にすでに移してあるのでそれを注ぐだけなのですが、それでも「おいしく入りますように・・・。」と想いをこめておいれしました。
お茶をいれるのに何よりも大事だと思っていることです。
カップを戻しにきていただいたお客さま(カップについては後で書きます)に初めて「おいしかったです。」と言っていただいた時の嬉しさは忘れられません。

他にもおいしかったからと同じお茶をおかわりしに来てくださったり。
全部飲んでみたいと3種類順番に飲んでいただいたり。
おうちでもいれたいとお茶の葉を買っていただいたり。
「また来てください」と声をかけていただいたり。

このお茶を通じて初めての人と気持ちを通わせられるライブ感はこういう形の出張茶館でしか味わえない醍醐味。
茶を通じて喜びがつながっていく・・・それが「囍茶」なのです。

今回は地元のお茶もいれたくて選ばせてもらった国友農園さんのりぐり茶。
こちらは氷出しでじっくりいれた極上の一杯をエスプレッソのように少し飲んでいただくちょっと贅沢な楽しみ方。
ありがたいことに社長の国友さんがお忙しいなか駆けつけていただき、いろいろとお茶の話も聞かせていただきました。
高知の自然の茶園、いつかぜひ訪れたいと思います。

出店されていた他のお店の方も本当にいい方ばかりで、これまでと違う形で高知とつながりが出来たことも嬉しいことでした。高知、やっぱりいいなぁ!

そして牧野植物園のスタッフの方々には本当にお世話になりました。
私が出店させていただいたエコカフェは「夜の植物園」という企画の一部。
ほとんどカフェのほうにいたので全容をお伝えできないのが残念なのですが、最後の方だんなにお店をお願いしておちびさんを連れて植物園を散歩しました。ちょうど夜の植物園ツアーをされていてスタッフの方が懐中電灯を持って植物の説明をされていました。
牧野富太郎さんが集めてこられたさまざまな植物の夜の様子を楽しそうに説明される様子がとても印象的でした。
この植物園を支えておられるみなさんの植物園への愛情があるから、こんな素敵な企画ができるのだと思います。
参加させていただいたこと、本当に感謝しています。
ありがとうございました。

囍茶の出店は一日だけでしたが「夜の植物園」は今週末の28日(金)と29日(土)も行われます。ぜひぜひおすすめします。
これを書いている私もあの夜の空間にまた行きたくて行きたくてうずうずしています。


最後にカップのこと。
毎年この「夜の植物園」のエコカフェは「マイカップ」「マイはし」「マイバッグ」。
それでもお持ちでない方のほうが多くてと担当の方から聞いていました。
お祭りなどで大量のゴミを見かけるたびに疑問をいだいていたので、囍茶の出張ではいつも使い捨てのものは使わずすべて器を運んで行きます。それに紙コップではお茶がおいしく感じられるはずがありません。
そこで今回使ったのは「リユースカップ」。
3年前に奈良のくるみの木さんの初夏の蚤の市に出店したときも利用したリユース食器ネットワークでカップをお借りしました。
嬉しかったのは奈良でもリユースカップを取り扱う団体が昨年出来たこと。NPO法人 奈良ストップ温暖化の会 (NASO)です。
リユース食器ネットワークはイベントなどでの飲食のゴミを減らそうという目的のために作られました。団体によって条件はいろいろですがほとんど無料もしくは格安で食器をお借りすることができます。ただ返ってこなかった分に関しては負担しなければいけません。
実際お茶をお渡しするときにリユースカップの説明をして返却のお願いをしたのですが、2こは戻ってきませんでした。
そのリスクを考えたら紙コップやプラスチックコップのほうが安いし、荷物も小さくてすむし、返ってから洗浄する手間もかかりません。
便利さを追いかけると使い捨てになるのでしょうが、それでも環境に負担をかけないことを囍茶は選んでいきたいと思います。

P8229378.jpg




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  1. 2009/08/25(火) 20:58:51|
  2. 喜喜茶
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:2

コメント

おや・・・・。あのりんごのはこ??
喜喜茶さん。高知の様子・・・。
よーくわかりうらやましいかぎり・・・。
素敵です。
  1. 2009/08/26(水) 11:24:32 |
  2. URL |
  3. 飛鳥 #9L.cY0cg
  4. [ 編集]

そうです~

りんごの箱、ほうじ茶がぴったりと収まって!そしていい棚にもなってくれて大活躍でした。
高知はやっぱりいいところでした。いつか飛鳥さんもぜひ・・・
  1. 2009/08/27(木) 23:13:34 |
  2. URL |
  3. 囍茶の店主 #-
  4. [ 編集]

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